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2020.12.02

音声制御ベッドのレンタルと販売開始!

この度、音声制御ベッドを自社開発し、レンタルと販売を開始しました。

デモ動画はこちら
介護保険レンタルは、シーホネンス社製の「純」になります。
身体障害者手帳等を使った日常生活用具給付は、プラッツ社製の「ミオレットⅢ」で、給付基準額内で対応します。

 


開発に至った経緯
 ご家庭内のテレビ、エアコン、電灯、玄関ドアホンなど身の回りにある電化製品等を、手や足の麻痺など重度障害があっても操作できるようにする装置を「環境制御装置」(ECS:Environmental Control System)といいます。僅かな動きでセンサーやスイッチを作動させ、複数の装置を制御出来るようにします。
 従来は、スライドに示したような口や息、手指、まぶた等の僅かに動く部分を使って、センサーやスイッチを作動させるものが主流でした。

 

 ここ数年のIT技術革新により、音声で電化製品等を操作することが一般化されました。「グーグルホーム:google home」「アレクサ:amazon alexa」に代表されるスマートホームで、スマートフォンやスマートスピーカーに話しかけることで、電化製品等を操作するものです。まさに、音声を使った「環境制御装置」ですが、一般化された「当り前の事」なので、もはや「装置」ではありません。
 

 

 フォーレストでは、「障害があっても、自律(自立)できるあらゆる可能性を模索していく」リハビリテーション、自助具の一環として、訪問看護にて、スマートホームを設置、設定、使用方法を指導する支援を実施するための『環境制御支援チーム』を立ち上げました。

 

 

 

 

「音声制御介護用ベッド」の自社開発
 「環境制御支援チーム」で支援していく中で、電灯やエアコン、テレビやラジオなどの電化製品には対応できて喜んでいただけたものの、介護用ベッドが対応していないことに強い違和感を感じるようになりました。
 これまで臨床現場では、物理的リモコンスイッチに様々な加工を加える工夫して、対応していました。
 
 介護用ベッドメーカーに問い合わせても、スマートホームへの対応予定は無いとのことだったので、フォーレストで独自開発することにしました。幸いにもフォーレストには、子会社に株式会社ケア・リレーションという福祉用具の卸やメンテナスをする会社を持っていて、開発環境が整っていました。
 装置は、介護用ベッドの本体とリモコンの間に、アダプターを入れ、そのアダプターに各種スイッチを接続する形となっています。元々のリモコンも通常通り使うことができます。また、音声認識リモコンの他にも、障害に合わせた物理的スイッチやセンサーを接続することも可能で、障害にあわせた工夫がしやすくなっています。
 装置の製造は、電気設備工事を行っている会社のご協力をいただき委託製造しており、安心して提供できる品質を確保しています。

 

 今後は、意思伝達装置と組み合わせ、更に広い状態の方々のお役に立てるよう工夫していきたいと思います。

 

 

 

 

お問い合わせ
環境制御支援について
訪問看護のリハビリテーションの一環として、頸髄損傷や神経難病、関節リウマチなど、物理的スイッチが押せない方を対象に、障害の評価、障害に併せた環境制御の提案、設置及び設定、使用練習などを実施しています。

フォーレスト訪問看護ステーション

022-396-0030

環境制御支援チーム

 

お問い合わせ
音声制御ベッドについて

頸髄損傷や神経難病、関節リウマチなど、物理的スイッチが押せない方を対象に、介護保険によるレンタル、日常生活用具給付に対応し販売しています。

フォーレスト福祉用具貸与事業所

022-781-9970
パンフレットはこちら
デモ動画はこちら

 

音声制御ベッドの介護保険レンタル
音声認識に対応したシーホネンス社製「純」のレンタルとなります。

レンタル料金は、2モーター700単位、3モーター750単位です。

音声制御装置に料金はかかりません。

音声認識の利用には、wifi環境とスマートフォンが必要となります。

wifi環境とスマートスピーカーがあれば最適です。

初回の設置及び設定は無料です。

 

音声制御ベッドの販売
身体障害者手帳等を使った日常生活用具給付用に、音声認識に対応したプラッツ社製の「ミオレットⅢ」を販売しています。
ミオレットⅢ+音声認識装置+標準柵+標準マットレスで156,900円です。

音声認識の利用には、スマートフォンとスマートコンセントが必要となります。

wifi環境とスマートスピーカーがあればなお利用しやすくなります。

初回の設置及び設定は無料です。

過去の記事
5年ぶりに臨床に戻っている私。「アームバランサーの進化」

5年ぶりに臨床に戻っている私。第二弾「意思伝達支援の最前線」

5年ぶりに臨床に戻っている私。第三弾「環境制御は当たり前」
福祉用具部。環境制御支援チーム発足

 

 

 

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